50歳以上で博士号取得を目指す方への助成金があります

生涯学習開発財団では、博士号取得を目指す50歳以上の方々を対象に、50万円の助成金を支給する事業を2011年度から行っています。同財団は「人間は感動する心を失わず、何ごとかを学び続ける限り、年齢にとらわれない生き方をすることができる」という理念のもとに、1983年に設立されました。本事業は、国籍や性別を問わず、理系・文系などの研究領域も問いません。

私も2019年度に助成金を授与され、2021年3月、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科（現社会デザイン研究科）にて博士号を取得いたしました。授与者のうち、博士号を取得した人は全員、自動的に「博士の会」のメンバーとなり、定期的に研究発表会と懇親会が催されます。昨年の第1回博士の会では、研究発表もさせていただき、とても貴重な経験となりました。博士の会は大学のゼミとは異なり、まったく異分野の研究発表を聞くことができ、とても刺激的です。

博士論文執筆中、もしくは博士課程への進学を考えている50歳以上の方がいらっしゃれば、同財団の支援事業に応募されてはいかがでしょうか。