再会は再生への細道

６月２４日投稿で触れたコーシンさんの『メキシコ・地人巡礼』を読了。印象的なシーンはたくさんありますが、「再会は再生への細道」という言葉に心が鷲づかみされました。
コーシンさんにとってメキシコは、１年間の留学生活を送った青春の地であり、現役時には日本で研修する外国人技術者たちの導入教育を担当し、その仲間たちが様々に活躍している地でもあります。本著は旧友たちを訪ねるだけにとどまらず、原発立地国である当地で「フクシマ」の教訓を伝える講座を各地で開講するなど、いくつかのテーマを立てて新たな出会いも紡いでいくという、ハラハラドキドキのロードムービーの様相を呈しています。「再会は再生への細道」を胸に、再会につながる新たな出会いも大切に日々を紡ぎたいと思わせてくれる１冊でした。